光ファイバ

 

現在使用されている光ファイバで伝送できる情報量は,急速に限界に近づきつつあります.そこで本研究室では,こうした限界を打ち破るマルチコアファイバ,数モードファイバの研究を行っています.また,光ファイバレーザの高出力化や光ファイバセンサの高性能化を実現するために,フォトニック結晶ファイバといった微細構造光ファイバの研究を行っています.

非結合型マルチコアファイバ

今後20年間では,伝送容量が1千~10万倍に増加すると予想されており,従来のシングルモード光ファイバによる伝送容量の拡大は限界を迎えつつあります.こうした問題を打破するため,1本の光ファイバに複数のコアを有するマルチコアファイバの研究開発が盛んに行われています.本研究室では,コア間クロストークの低減やコア数の増大方法について検討を行い,空間多重率のさらなる向上を目指しています.

マルチコアファイバ(図)

マルチコアファイバ

数モードファイバ

将来の光通信の伝送容量拡大に応えるための革新的光ファイバとしては非結合型マルチコアファイバの他に,一つのコアに複数のモードを伝搬させる数モードファイバがあります.本研究室では,数モードファイバの性能を決定付けるモード間結合やモード遅延時間差の理論調査を行っています.

mode1 mode2 mode3 mode4

微細構造光ファイバ

フォトニック結晶ファイバに代表される微細構造光ファイバは,広帯域にわたる単一モード動作,分散制御性,偏波保持特性,などの従来の光ファイバにはない新たな特性を有することから高い注目を集めています.また、中空コア光ファイバは,工業用高出力レーザや,ガス・圧力・医療用センサなどへの応用に向けた研究開発が盛んに行われております.本研究室では,微細構造光ファイバの基本特性を明らかにするとともに,その高度利用に関する検討を行っています.